和紙で包む、贈り物の基本と選び方
素材の選び方から、斜め包みの手順まで

和紙は、日本の贈り物文化に長く使われてきた素材です。洋紙と比べて破れにくく、折り目がきれいに出るため、贈り物の包み方に向いています。ただ、種類が多いため、どれを選べばいいか迷う方も多いです。素材の選び方から、基本的な包み方の手順まで、順を追って解説します。
和紙の種類と選び方
和紙には、機械漉きと手漉きの二種類があります。贈り物の包み方に使う場合は、機械漉きの和紙で十分です。手漉きは風合いが豊かですが、価格が高く、均一な厚みが出にくいため、初めて包む方には扱いにくいことがあります。
色と柄の選び方は、受け取る人の好みと、贈る場面に合わせます。慶事には白や金、淡い色を。弔事には白や薄いグレーを。日常の贈り物であれば、季節感のある色(秋であれば茶、橙、深緑)を選ぶと、季節の気持ちが伝わります。
斜め包みの基本手順
斜め包みは、箱を紙の上に斜め45度に置き、四方から包む方法です。紙の取り方は、箱の縦横高さの合計に対して、余裕を持たせた大きさにします。目安は、箱の対角線の長さに、高さの2倍を足した長さです。
- 紙を広げ、箱を斜め45度に置く
- 手前の紙を箱に沿って折り上げる
- 左右の紙を順番に折り込む
- 奥の紙を引き上げ、折り目を整える
- テープで留め、折り目を押さえる
持ち運びやすさと見た目のバランス
包み方が美しくても、持ち運ぶ途中で崩れてしまっては意味がありません。特に新幹線や電車での移動がある場合は、包みの外側に手提げ袋を用意するか、包み自体をしっかりテープで固定しておくことをお勧めします。
受け取る人が開けやすいかどうかも、包み方を選ぶ基準の一つです。高齢の方への贈り物であれば、複雑な折り方よりも、シンプルな斜め包みの方が喜ばれることが多いです。
包む時間は、受け取る人のことを思う時間でもあります。技術よりも先に、その気持ちがあれば、包み方は自然と丁寧になります。